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  • 執筆者の写真tatamize78

素材








今年、二つの素材を多用しています。


どちらも、2010年秋冬の・・・工場生産して初めての年に選ばせていただいた素材。

今もまだ、引き続き作っていただいている事に感謝しなければならない。


新しいものをデザインしたい! 新しいといっても自分の中での話で、世の中的に新しいかどうかはわからないけれど


だけれども、素材はいつも同じものを使いたい。正直、同じものを使いたい。


新たに使いたい素材も沢山ある。本当に沢山… でも、 だからといって、一度良いと思った素材はずっと使いたい。




それが「どこのどの素材と比べても まったくもって本当に最高かどうか?」は、知らないけれど、


その時の そのタイミングで出会った時の感覚を 今もまだ、更新して・・・


それで作った洋服を 10年以上着続けて


・・・・・



10年というと、普通はあっと言う間で、だけども 人それぞれ景色も変わる。


独身だった

結婚した

子供が生まれた


変わらないものもあれば、変わるものもある。


次男が生まれた。三男が生まれた。

親族とお別れした

食が変わった

職が変わった


禿げた

老けた

病気になった


土地を買った

何かを失った

手放した

手に入れた


・・・・・・・・・・・・・


1年は365日しかないし、その中で4つも季節があるから

政治は、勝手に頑張って影響させようとするし、災害もあり 人災もあり 未経験もあり・・

まったくもって一年は忙しく、コロコロと進むから、一年はあっと言う間だ。


10年も同じ。10枚重なっても、それほど厚みはない。


だけれども、人はそれぞれ、多々何かある。たった10年で


・・・・・・・・


着るものは、変わらないけれど 着ている人は変わっている。

目に見える色合いが変わっている


同じ人でも、同じ人じゃない。


・・・・・・・・



だから「同じ洋服を手にしても 毎年、同じテンションではいられない」


それが、普通なんだけれど 同じように懐かしく思えるモノもある。



・・・・・・・・・





「そうゆう素材」に、確かなタイミングで出会えたから だからずっと使いたい。それで、なにかと提案したい。 と思う。




・・・・・・・・・・・・・・・・


「良い素材」という基準はないけれど、僕はこの素材が好きで


僕自身は、毎日毎時間変わっていくのだろけれど、その度にやっぱり懐かしく、やっぱり愛着に出会い続けられている。



なので、お勧めいたします。








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