44歳に最近なった。「40代になったばかりのころ・・」なんて言える気もしてきたけど、そんな機会もない。
何十代だって特にそれは関係ないんだけど、僕らはある時から「同じ学年」というくくりで育てられているから「学びにとってのスタートライン」を揃えられて生きているから
「僕らの世代」という言葉をよく使う。会話よりも、文章と写真の中で。
庭で自身の写真を撮った。look bookだとしたら、笑えもしないような写真。
写真はお恥ずかしい限りだが・・・・このジャケットとパンツが、街ではなく自分の家の庭で気持ちよく着られるようになった。
足元はサンダルだ。
少しでも身の近くにある、少しでも土のある場所で着て気持ちがよかった。
その洋服自体を着ることが「気持ちがいい」わけではなくて、庭に出ることが気持ちいいわけではなくて・・・・
全部の時間と空間と着ている服が無理なく気持ちの良い時間だという事だと思う。
それはたぶん、文章と写真の中で表面的にだけ伝わる洋服の遊びではなくて、
誰かになれたような気がしていたファッションの世界から、単なる自分になりつつある事に、触れたからだと思う。
ようするに老けたのだと思う。
個性が大事だ!とも みな平等に! とも 言われず大人になった。
ご多分に漏れず、私はおじさんになった。
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